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PBL(Problem Based Learning / Project Based Learning)で活発に学ぶSAIJOの専門ゼミ。今年度も5つの専門ゼミが様々な活動をチームで進め、大きな成果を上げました。
彩女祭での中間報告から3カ月余り。1年間の活動を立派に続けたメンバーたちが、更なる成長を遂げて最終プレゼンテーションに挑みました。まずは商学科の3ゼミの様子からどうぞ!
ファッション 丹羽専門ゼミ
2025年1月20日(月)、慣れ親しんだ1-31教室で最終プレゼンテーションに臨みました。
丹羽専門ゼミが1年に亘って取り組んだテーマは、「SPAブランドの立ち上げと製品製作のプロセス研究。SPAとは、Specialty store of Private label Apparel、つまりファッション製品の製造から販売までを一貫で行う製造小売業を指します。



メンバーは、それぞれの推し活経験を強みとして「トレンドに敏感なオタク」をターゲットにブランディング。イメージマップを通じて競合するブランド(コンペティター)を徹底分析の上、多くの企業の皆様のお力添えを得ながら、サンプル・製品生産の過程を実際に経験しました。
完成した製品サンプルは、メンバーたちがデザインした下げ札や織ネームまでが付いた本格派です。ブランドの立ち上げから商品企画までの綿密な計画、企業の皆様のプロの視点と技、丹羽先生の専門指導、そして、チームとしての連携が1年の活動を経て見事結実。「可愛さで溢れた服を届けたい!」というメンバーの熱意がたっぷり詰まった素敵な3着が出来上がりました!!
経営・マーケティング 小堺専門ゼミ
小堺専門ゼミの最終プレゼンテーションも、丹羽専門ゼミと同じく1月20日(月)に行われました。
小堺専門ゼミの今年度の活動も、日本大学法学部の木川ゼミの皆さんとの合同ゼミに始まり、日本橋・銀座の商業施設見学、川越「昭和の街の感謝祭」での出店、国際ICT利用研究学会第9回全国大会での個人発表まで、盛りだくさん!



先輩たちが切り拓いた道を辿りながら改善を図り、「昭和の街の感謝祭」では、ベビーカステラや落書きせんべいなど全て完売! 黒字で幕を閉じ、収益を「大黒屋食堂のこども食堂」と川越市社会福祉協議会に寄付することで社会貢献も果たすことができました。
また、12月の国際ICT利用研究学会で2名が受賞する快挙も!!! SAIJO以外の短大生の発表はほぼ皆無という中、「学生発表賞(3年連続4回目)」と「奨励研究賞(初受賞)」のダブル受賞という朗報が舞い込み、小堺先生も感無量の様子でした。
医療 安部専門ゼミ
安部専門ゼミの最終プレゼンテーションは1月21日(火)。プロジェクトをご支援くださった病院の皆様や小中学校の先生方も多数駆けつけてくださいました。
安部専門ゼミが掲げるテーマは、「健康と幸せ」。昨年度の「生理の理解を得るための啓蒙活動」に続いて、今年度は「当事者意識の涵養」を目指し、小中学校での出張授業と傷病者の応急手当マニュアル制作にチーム一体となって取り組みました。



小中学校で専門ゼミメンバーが担当したのは性教育や救急救命法です。学習指導要領の「指導のねらい」をクリアできるよう、内容や教材、教え方を丹念に研究。どうすれば子どもたちの心に届くのか、当事者意識を持ってもらえるのかを考えて工夫を重ね、クイズ形式やメンバーの実体験の紹介なども積極的に取り入れました。事後のアンケートや授業後の子どもたちからの相談・質問からも、予想を上回る手応えが得られたようです!
SAIJO内でも、1年生を対象に救命救急法をレクチャー。完成した「SAIJO傷病者対応マニュアル~あなたの行動が命を救う~」は、SAIJO生たちがオンラインで毎日使う〔SAIJOポータル〕に掲載され、これからも後輩たちへと受け継がれていくことになっています!