
国連SDGs、Society5.0、第4次産業革命、人生100年時代などの言葉に象徴されるような新しい波が目の前に迫っています。そして、2020年にはじまった新型コロナウイルスの世界的感染拡大という突然の荒波も体験しました。今生きている私たちはこれらの波を必ずや乗り切って行かねばならないのです。
大学・短期大学の教育も大きく変わろうとしています。普遍的な知識を学び、有用な技能を身につけ、たゆみない思考力、明晰な判断力、豊かな表現力、そして主体性をもち協働して学ぶ態度の伸張が教育の現場に期待されています。
平成元年に開学した本学もこのような学修成果の向上に努めてきました。そしてさらにそれらの質的向上を目指すぺく日々取り組んでいます。その一環として、開学以来各学科にコース制を導入しています。これは学生が将来の就職先を意識し、効果的に専門的分野を学修しやすくするもので、時代に合わせ次々に新しいコースを設置してきました。そして多くの教養科目を配置し学生の生涯にわたる学びの礎づくりをしています。またクラス制を導入した基礎ゼミナールもあります。さらに専門科目を深く学びたい学生には専門ゼミナールがあり、ここでは少人数で、フィールドワーク、ディベート、プレゼンテーションなどを通して実践力を鍛えています。昨今ではコロナ禍の中、遠隔・対面の授業方式もバランスよく実施されるようになりました。
「建学の精神」や「教育理念」という本学の良き伝統を大切に、新しきものやより良きものには改革をいとわないという気概のもと、本学は「新しい学びの場」を提供しています。

2年前、世界中でコロナウイルスが蔓延して以来、私たちの日常生活は大きく変容を遂げました。しかし実はコロナ禍以前から大きな変化の渦中にいたことを認識しなければなりません。
その変化とは「少子高齢化」と「技術革新」です。
少子化と高齢化が同時進行する人口減少社会における働き手の減少、購買力の減少等多くの諸問題を解決するひとつの方策が、技術革新の導入による生産性の向上です。
まさに今私たちが暮らすこのような変化が激しく不確実な時代には、みなさんを取り巻く社会への関心をモチベーションに、これまで身につけた知談・技能をアップデートしつつ、自分たちで新しい正解を生み出していく能力が求められます。
埼玉女子短期大学の商学科、国際コミュニケーション学科に設置された具体的な職業をイメージできる13のコースは、みなさんの幅広い興味に応えてくれることでしょう。少人数制ゼミナール、資格取得講座、産学連携インターンシップ、地域連携プログラム等の充実したメニューも用意されています。アクティブラーニングによる教育スタイルも導入され、コロナ禍によりオンライン教育も飛躍的に進歩しました。
一方、オンラインの普及により、改めてリアルな対面でのコミュニケーションも見直されています。本学オリジナルのマナー・ホスピタリティ(マナホス®)教育が、きっと誰かと接するみなさんの自信の裏付けとなることでしょう。
みなさんの入学を心よりお待ちしています。