ビューティアドバイザーになるには学校に行くべき?|目指せる学校や身につけたい資格・スキルについて
ビューティアドバイザーは、美容のスペシャリストとして、お客様に合ったスキンケアやメイクをアドバイスする仕事です。
「美容」という華やかなイメージと、中高生からメイクやスキンケアに興味を持つことも多いことから、特に女性に人気の職業です。
今回は、ビューティアドバイザーの仕事内容や身につけておきたい資格・スキル、目指すための専門学校や短大・大学についてお話しします。

ビューティアドバイザー(BA・美容部員)の仕事内容
ビューティアドバイザーは、他の販売業と異なり、より専門知識とテクニックが必要な仕事です。
そこでまずは、ビューティアドバイザーの仕事内容をご紹介します。
接客(カウンセリング・タッチアップ)
まずは販売職の醍醐味である接客です。
ビューティアドバイザーと聞いて真っ先に思い浮かぶのが、「カウンセリング」や「タッチアップ」といった接客の業務でしょう。
お客様のお悩みやお好みを伺い、解決するために様々な商品や美容法を提案するのが「カウンセリング」です。
また、実際にお客様にスキンケアやメイクを実践し、体験していただくことを「タッチアップ」といいます。
お客様とコミュケーションをとってなかなか言いにくいお悩みを引き出したり、テクニックによってご自身では気づかないようなお客様の魅力を引き出す提案をすることで、お客様に感動を与え、ファンを増やすことにつながります。
バックヤード業務
販売促進活動
季節ごとに様々な新商品が並ぶ化粧品業界にとっては、販売促進の活動はとても大切です。
ブランドや店舗によっては、POPやディスプレイなどもビューティアドバイザーが行うこともあります。
また、サンプルやチラシを配布する「ハンドアウト」や、SNSの更新、ライブ配信、オンラインカウンセリングといった様々な方法で、お客様に自社の製品を知っていただくための取り組みを行います。

ビューティアドバイザー(BA・美容部員)に必要なスキルや資格
ビューティアドバイザー(BA・美容部員)に求められるスキル・特性
美容に関する知識と探究心
ビューティーアドバイザーを目指している方は、美容に関することが好きで、常に探究する意欲を持ち合わせていることが大切です。
最近では、先ほども触れた通り、インフルエンサーやYouTuberが、美容に関する様々な情報の発信を行っており、一般の方でも高いレベルの知識を持っている場合も少なくありません。
そのため、美容のプロという立場でお客様に的確なアドバイスするには、より専門的な知識をつけ、それを常にアップデートしていく必要があります。
求められる知識は、化粧品の成分と効果といった化学的なものから、皮膚や骨格・筋肉などの人体に関する知識、色彩や光、質感の知識など非常に多岐にわたります。
トレンド(流行)に敏感
美容業界はシーズンごとに次々に新たな製品が生まれ、たった1年前の流行が「古い」と言われることも少なくありません。
ですので、ビューティアドバイザーには、最新のトレンドをいち早くキャッチしてお客様への提案に取り入れる対応力が求められます。
コミュニケーション能力
カウンセリングを通して、お客様のお悩みやなりたい姿を引き出すには、お客様の心に寄り添い信頼関係を築き、何でも相談しやすい存在になることが大切です。
お客様の言葉の端々から本音を察知し、適切なアドバイスを行うことができるよう、コミュニケーション能力を磨いておきましょう。
マナー・ホスピタリティ精神
多くのビューティアドバイザーが勤務する百貨店には、様々な年代の方が訪れます。
正しいマナーを身につけておき、失礼のない対応をするのはもちろんのこと、百貨店というラグジュアリーな空間でお客様に気持ちよく過ごしていただくためには、高いホスピタリティ精神は欠かせません。
ポジティブな発想
化粧品売り場に訪れるお客様の多くは、それぞれコンプレックスを抱えています。
そのため、お客様のコンプレックスを魅力的に変え、自信を持っていただけるようなポジティブな提案をする力は、ビューティアドバイザーに必要な資質です。
営業力
ビューティアドバイザーはあくまでも販売の仕事ですので、自社の製品を提案して購入していただくための営業力は欠かせません。
製品の魅力を感じていない人に無理に買ってもらおうとするとクレームになってしまいますし、どんなに良い提案をしてもあと一押しができず購入していただくまでに繋がらないということもあります。
適切な提案と「購入しよう」と思える一押しの言葉、両方を併せ持つ営業力を身につけておきましょう。
取得しておきたい資格
ビューティアドバイザーになるためには、必須となる資格はありません。
しかし、美容に関する知識とメイクアップやスキンケアの技術・接客能力は必要不可欠ですので、資格の取得を通して学んでおきましょう。
ここでは、ビューディーアドバイザーを目指すためにおすすめの資格をご紹介します。
セルフメイク検定
セルフメイク検定とは、一般社団法人JMA(日本メイクアップ技術検定協会)が主催する検定試験で、自分の顔や肌をよく理解し、目標とする仕上がりを設定してメイクを仕上げる実技試験です。
普段の自己流のメイクではない、顔分析・肌分析に基づき、制限時間内で事前に決めた「メイクプラン」にあったメイクができているかを確認します。
この試験を通して、メイクに関する基礎知識やメイク道具やコスメの正しい使い方を学ぶことができます。
日本メイクアップ知識検定
日本メイクアップ知識検定試験も、セルフメイク検定試験と同じく日本メイクアップ技術検定協会)が主催しています。
試験内容は、メイクアップ、スキンケア、化粧品、皮膚、顔の分析、メイクアップの修整方法など、メイクアップに関する知識を問う試験であり、合計100問のマークシート方式で出題されます。
試験の難易度が高いわけではありませんが、出題範囲が広いためしっかりと事前学習をすることが必要です。
サービス接遇検定準1・2級
サービス接遇検定は、公益財団法人 実務技能検定協会が実施しており、サービス業務に必要な、業務に対する姿勢、相手の心理の理解、応対スキル、言葉遣い、態度や振る舞いを評価する試験です。
2級はマークシート形式と記述式の筆記試験で行われ、接客業未経験者でもテキストに沿って学習すれば半年ほどで習得できる内容です。
準1級の試験は面接試験のみで、擬似接客を行うロールプレイング方式で審査されるため、合格するためには、知識だけではなくより実践的な接客能力を身につけるトレーニングが必要です。
手話技能検定3級・4級
化粧品売り場を訪れるお客様の中には、耳の不自由な方も当然いらっしゃいます。
手話を使った接客もできるよう、学んでおくと実践で活用できる資格です。
3級・4級であれば85%程度と比較的合格率は高い試験ですが、独学だと正確な動きを身につけにくいため、会話やコミュニケーションを通して身につけていくのがおすすめです。
ビジネス能力検定(B検)ジョブパス2・3級
ビジネス能力検定(B検)ジョブパスとは、職業教育・キャリア教育財団が実施する検定試験で、ビジネスにおける幅広い知識とスキルを評価する試験です。
3級は就活中の学生や新入社員向けの内容で、基本的なビジネスマナーやコミュニケーション能力を問われます。
2級になると若手社会人向けの内容となり、企業の役割や問題解決力、情報活用力が試験内容に含まれます。
これらの試験を通して、幅広いビジネス知識やマナーを証明することができるため、就職や昇進に役立てることができます。
Microsoft Office Specialist(Word、Excel、Power Point)
Microsoft Office Specialist (MOS) は、Microsoft Office の各アプリケーション(Word、Excel、PowerPointなど)におけるスキルを証明する資格です。
ビューティアドバイザーの現場でも、Microsoft Officeを利用する機会はあるため、これらのスキルがあることを証明できれば就職に有利に働くこともあるでしょう。
ビューティアドバイザー(BA・美容部員)になるには
ビューティアドバイザー(BA・美容部員)になるための学校
ビューティアドバイザーになるのに、学歴は問われません。
高校卒業後に、アルバイトや契約社員として化粧品メーカーや販売店に勤務し、正社員登用を目指すという道もあります。
しかし、より良い条件での就職やその後のキャリアアップには、先ほどあげたようなスキルや資格が活かされます。
自身のメイクアップやスキンケアのレベルを上げるには独学でも十分ですが、様々なコンプレックスを持つお客様に寄り添うことのできるビューティアドバイザーを目指すには、美容系の専門学校や短大・大学での学習が効率的でおすすめです。
特に大手化粧品メーカーは人気のため狭き門となっているため、即戦力となれるよう現場目線の実践的なスキルと身につけられる学校を見つけてみましょう。
ビューティアドバイザー(BA・美容部員)を目指すなら、埼玉女子短期大学へ
埼玉女子短期大学では、ビューティアドバイザーになるための知識やテクニックはもちろんのこと、社会人として必ず身につけておきたいマナーや接客業には欠かせないホスピタリティ精神まで、効率的に習得することができる短期大学です。
【埼玉女子短期大学をお勧めする理由】
- 資格取得につながる内容の授業が豊富で、無理なく様々な資格が取得できる!
- ケースディスカッションにより、職場で起こり得る様々な問題を対応する力が身につく!
- プロが教えるハイクオリティでT.P.Oにも対応したメイクテクニックや、肌化学や化粧品学といった科学的な知識も学ぶことができる!
- ビューティアドバイザーの仕事をする上で大切にしたい、マナー・ホスピタリティが身につく!
- 在学中に化粧品販売店でのインターンシップを通して、より実践的な接客を体験できる!
- 「キャリアサポートセンター」による親身なカウンセリングや個別指導により、高い就職率を実現!

まとめ
ビューティアドバイザーの仕事は、お客様のコンプレックスやお悩みに寄り添い、より親身な立場でアドバイスする販売業です。
ただおすすめをするだけではなく、「この人から購入したい」と思わせるような信頼関係を築くには、メイクやスキンケアに関する幅広い知識やテクニックはもちろんのこと、高いコミュニケーション能力も求められます。
また、直接お客様の肌に触れながら接客するこの職業では、気持ちよく過ごしていただくためのマナーやホスピタリティ精神も必要不可欠です。
ビューティアドバイザーになるには資格や学歴の制限はありませんが、これらを独学で学ぶのは難しいため、専門学校や短大、大学への進学をお勧めします。
中でも、埼玉女子短期大学では、ハイクオリティで実践的なメイクテクニックや専門知識を学ぶことができ、ビューティアドバイザーとして活躍するための資格取得を効率的に目指すだけではなく、接客業をする上で欠かせないマナーやホスピタリティを大切にしています。
インターンシップやキャリアカウンセリングなど、就職活動のサポートも充実しているため、ビューティアドバイザーになるための近道と言えるでしょう。
ビューティアドバイザーになるための学校をお探しの方は、埼玉女子短期大学をぜひご検討ください。