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2024/04/05

ウェディングプランナーになるには?|ブライダル業界の仕事と学ぶべきスキル

ウェディングプランナーは、お客様の一生の思い出に残る幸せな結婚式に携わるとてもやりがいのある職業であり、その華やかなイメージから、人気のある職業です。

しかし、一生に一度の結婚式を作り上げるしごとであることから、とても責任重大で、様々なスキルや知識が求められるのがウェディングプランナーです。

そこで今回は、憧れている人も多いウェディングプランナーの仕事内容や、ブライダル業界の最近の動向、ウェディングプランナーになるために学ぶべきことなどを紹介していきます。

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ブライダル業界について

ブライダル業界の仕事を紹介

ブライダル業界には多くのプロフェッショナルたち関わっており、それぞれが新郎新婦の思い出に残る素敵な結婚式を作り上げるために働いています。

 

結婚式の企画・提案するウェディングプランナーをはじめとして、プランを遂行するために現場スタッフを指揮するイベントディレクターやその指示のもと実際に動く照明・音響・映像スタッフ、式を進行し盛り上げる司会者。

 

また、主役である新郎新婦の衣装をトータルでプロデュースするドレススタイリスト、衣装に合わせてヘアメイクを施すメイクアップアーティスト、ジュエリーコーディネーターなども人気の高い仕事です。

 

さらには、式当日に慣れない衣装や緊張感の中で新郎新婦をサポートするアテンダー(介添人)、各テーブルや会場を彩りゲストを楽しませてくれるフローリストやテーブルコーディネーターやシェフ、素敵なひと時を写真に収めるカメラマンも、ブライダル業界において大切な仕事です。

 

中でもウェディングプランナーは、契約時から式が終わるまで新郎新婦に寄り添い、結婚式をプランニングし、結婚式に関わるありとあらゆるスタッフの司令塔となるため、なくてはならない存在と言えるでしょう。

ブライダル業界の実情

近年、ブライダル業界では、結婚式の件数が減少しているのが実情です。

これは、ブライダル業界では、晩婚化や生涯未婚を希望する方が増えたことによるものです。

また、大規模な結婚式よりも20〜30人程度の小規模な式の需要が増え、レストランウェディングやハウスウェディング、結婚式用ではない施設を利用するパターンなども増えています。

より身近な人だけを招待して、自分たちらしいオリジナルの結婚式を作ろうという多様化・個性化の風潮が感じられます。

そのため、ウェディングプランナーの仕事も、これまでの常識や伝統だけに囚われることなく、常に新しく新鮮な提案をすることが求められると言えるでしょう。

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ウェディングプランナーの仕事内容

営業活動

結婚式を考えているカップルは、複数の結婚式場やホテルを見学し、自分たちが式を挙げる会場を決めます。

問い合わせや見学に来たカップルに対し、ウェディングプランナーは自社で挙げる式や会場の魅力をアピールし、「ここで結婚式をしたい」と思ってもらうことで契約に繋げます。

企業によっては、こういった新規の営業活動と契約後のプランニングの仕事を分業している場合もあります。

ヒアリング、提案、打ち合わせ、手配等の事前準備

契約に至ったら、具体的な式のプランニングをしていきます。

二人の馴れ初めや趣味嗜好を伺い、「こんな式にしたい」「こんな演出が欲しい」など細かい希望をヒアリングした上でプランを提案します。

限られた期間内で、挙式のスタイルから始まり料理やケーキ、衣装、演出、BGMや装飾など非常に多くのことを決めていかなければなりません。

また、招待する人数や予算の制限があり、その範囲内で満足していただける提案をしなければならず、ここがウェディングプランナーの腕の見せ所です。

新郎新婦を深く知り、自身の知識や経験からオリジナリティーがあり希望に合ったプランを企画し、皆が納得できるような提案をするというところに、ウェディングプランナーのやりがいを感じる人も多いでしょう。

プランが固まったところから、最終的な見積を行い、当日のスケジュール作成や各業者やスタッフへの発注や管理を行います。


このように、親身になって何度も打ち合わせを重ね、新郎新婦の気持ちに寄り添い、信頼関係を築いていくことが、ウェディングプランナーの仕事をする上で大切なことです。

結婚式当日

綿密な打ち合わせを重ね、いよいよ当日です。

新郎新婦が支度をしているうちに、発注したものがきちんと手配されているか、座席のお名前に誤りがないかなど、一つ一つチェックしていきます。

そして式が始まると、スケジュール通りに進行するよう、さまざまなところに気を配り、関わるスタッフの司令塔として臨機応変に立ち回ります。

また、緊張している新郎新婦がリラックスできるように声をかけたり、親族の方々の誘導なども行います。

式が終わったら、新郎新婦と共にゲストをお見送りし、会場の片付けをするまでがウェディングプランナーの役割です。

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ウェディングプランナーの働き方について

ウェディングプランナーの就職先

ウェディングプランナーの就職先として一般的なのは、ホテルや結婚式場です。

また、前述の通り、結婚式場以外を利用した式も増えていることから、ブライダルプロデュースを行う会社や、レストランウェディングを行う飲食店、リゾートウェディングを企画している旅行会社なども、就職先としての選択肢の1つとなります。

ウェディングプランナーの給与相場

ウェディングプランナーの給与は、平均して約350万円と、日本の平均年収と比較しても高いとは言えないかもしれません。

ただ、この金額はあくまでも「ウェディングプランナー」として現場で働く方の給与平均ですので、現役を退き管理職への昇進とともに給与が上がることもあります。

また、所属する企業の規模や業種によっても異なりますが、新規のお客様の契約件数や売上高によってインセンティブが支払われることもありますので、頑張り次第で報酬が増えることも期待できます。

このように、多くのスキルや知識を身につけ、「この人に頼みたい」と言われるような売れっ子のウェディングプランナーになれば、管理職を大きく超える報酬を得ることも夢ではありません。

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ウェディングプランナーになるには

ウェディングプランナーに必要なスキル

ブライダルに関する知識

多くの新郎新婦にとって、結婚式は初めての経験であり、親族や仕事関係のゲストに対するマナーなど、気を使わなければならないことがたくさんあります。

そのため、ウェディングプランナーが確かな知識によって、新郎新婦を安心していただくことが必要です。

マナー・ホスピタリティ

お客様はもちろん、各業者や社内外のスタッフなど、年代の異なる様々な方々と打合せを進行していく際に、相手を不快にさせないようにするのは当然のこととです。

多くの方々と信頼関係を築いていくには、気持ち良いマナーと思いやりに溢れたホスピタリティマインドが必要不可欠となります。

ヒアリング力、提案力

ウェディングプランナーの仕事で大きいのが、新郎新婦が抱く結婚式の理想や希望をヒアリングし、それを形にすることです。

なるべく多くのイメージを新郎新婦から引き出して、それを実現するための具体的なプランを提案する力は、ウェディングプランナーにとって必須のスキルと言えるでしょう。

企画、演出力

実際にヒアリングしてみると、新郎新婦間で希望が異なっていたり、希望を実現するには予算が不足していたりということも少なくありません。

そんな中でも予算内でなるべく多くの希望を叶えるには、ウェディグプランナーの企画力、演出力が試されます。

教養

職業には専門分野の知識は必要ですが、ブライダル関連の専門的な学びだけでは不十分です。

さまざまなお客様とコミュニケーションを図るには、幅広い教養身につけ、視野を広げることが、質の高いウェディングプランナーには求められます。

ヘアメイク、ファッションに関する知識

ヘアメイクさん、スタイリストさんは専任のスタッフがいますが、「こんなドレスが着たい」「お色直しの時はこんな演出を」など、衣装を演出の一部として重視されることもよくあります。

的確なアドバイスや提案ができるよう、ファッションやヘアメイクの知識もしっかりつけておきたいものです。

花に関する知識

式場を彩る上で、花も大切。新郎新婦や親族の想いなどを演出するには、花に関する知識も必要です。

季節感、花言葉、花の取り扱いや香りなど、式の場で扱う上で問題がないかということも含めて知っておく必要があります。

接客能力

ウェディングプランナーは、新郎新婦に対して、より良い式やより良いサービスを提供しようというサービス精神が求められる仕事です。

また、契約前のお問合せや見学などに対する営業活動もウェディングプランナーの仕事になりますので、お客様の心を掴むための接客能力は必要なスキルです。

語学力

新郎新婦が必ずしも日本人だけとは限りませんし、ゲストに外国の方がいらっしゃるかもしれません。

必須のスキルということではありませんが、外国語でも接客ができると、ホテルやリゾートウェディングなど、活躍できる場が広がります。

ウェディングプランナーになるためのプロセス

ウェディングプランナーには、必須となる国家資格がなく、求められる学歴の制限もありません。

しかしながら、上記のように求められるスキルや知識が多岐に渡るため、専門スキルや教養を身につけられる専門学校や大学、短大へ進学が望ましいでしょう。

ブライダル業界に特化した短大や専門学校なら、専門スキルが短期間に学ぶことができ、ウェディングプランナーへの就職に有利な専門の民間資格も在学中に取得することができます。

まとめ

特に、埼玉女子短期大学では、近年の傾向である多様化・個性化する結婚式のニーズに対応できるようになるための知識や実務を習得でき、ブライダル業界で活躍できる人材育成に取り組んでいます。

さらに、実際にウェディングプランナーとして活躍してきた教員も所属しており、現場の生の目線からプロとして必要なスキルの指導を受けることができます。

もちろん、ブライダルコーディネート技能検定や認定ウェディングプランナーなど、様々な資格の取得も可能です。

1年次から実施するカウンセリングや企業との太いパイプを活かした学内セミナーやインターンシップなど、就職活動のサポートも充実しており、就職率は99.3%と高い実績を上げています。

ウェディングプランナーは、限られた予算や時間の中で新郎新婦の一生の思い出に残る結婚式を作り上げる仕事です。

この職業で活躍するには、ブライダル関連の知識のみならず、企画力や提案力、ファッションや演出に関する知識、さらには新郎新婦の趣味嗜好を聞き出し理解するためのヒアリング能力など、とても幅広いスキルが必要となります。

活躍できるウェディングプランナーを目指すには、「埼玉女子短期大学」がおすすめです。

ウェディングプランナーとして必要なスキル修得や資格の取得はもちろん、より実務的で今後の業界の動向も踏まえた学習が可能です。

就職活動に対するサポートも充実しており、埼玉女子短期大学を目指すことは、ウェディングプランナーを目指すための近道と言えるでしょう。

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