今回のマナー教室は、SAIJO生12名が先生となり、6年生40名と一緒に、あいさつの大切さや、言葉遣い、お辞儀の仕方を、実演と実習を織り交ぜながら行いました。

　開講に先立ち、校長先生、担任の先生から児童の様子や特長を伺い、どのような内容が一番児童の皆にとって楽しく、そしてためになるか、検討を重ねました。

　その結果、最近よく見られる傾向を寸劇にして悪い例、良い例を演じることで、見て、感じてもらうことから始めました。

　最初のSAIJO生の美しい挨拶に、児童の皆さんからどよめきがあがりました。

　児童の皆さんは少し緊張している様子でしたが、寸劇を演じると、日常目にする色々な場面を通し、笑いあり、質問へも手を挙げて答えてくれるなど、次第に先生役の学生との距離も縮まっていきました。

 

　SAIJO名物の「マナー・ホスピタリティ」授業でもおなじみのSAIJO棒を使った実習では小さなグループに分かれて、1人ずつ丁寧にレクチャーをしました。たった45分間でしたが、その中での児童の皆さんの成長は目覚ましく、最後は座っていても背筋がピンと伸びていて、学ぶことの大切さや、子供達の可能性の大きさを強く感じる時間となりました。

　そして、児童の皆さんと同じように、これまで教わる側であった挨拶や立居振舞いを、教える側から伝えていく上での難しさと、身についているものを見つける素晴らしい機会になり、SAIJO生もこの45分間で大きく成長しました。

 

　来年の春には6年生は中学生になり、今回のSAIJO生は社会人となります。

お互いに、これまでの出会いと新しい出会いに感謝して、大切に歩いていってほしいです。

 

　高根小学校の皆さん、校長先生、先生方、ご協力ありがとうございました。

このプログラムが、次のステップに繋がっていくよう、SAIJO生の学びは続いていきます！