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2021/08/24

本学兼任講師の著書『張赫宙の日本語文学』が出版されました!

2021年2月、本学兼任教員の曺恩美(チョウ・ウンミ)講師による
『張赫宙の日本語文学 植民地朝鮮/帝国日本のはざまで』が
明石書店より出版されました!

張赫宙(チョウ・カクチュウ)は、
金史良(キム・サリャン)と並ぶ「在日朝鮮人文学」の先駆的存在。
日本統治時代の朝鮮において活躍した朝鮮人日本語作家の一人です。
 
多くの文学作品を日本語で著し、
日朝の文学交流の要として活躍した一方、それ故に
「親日」作家としての面ばかりがクローズアップされてきました。

今回の曺講師の著作は、
張赫宙の文学をそうした朝鮮の国民史に還元することなく、
「国民の狭間に生きた文学」として捉え直した意欲作です。
 
曺講師は、SAIJOで韓国語指導に携わっていますが、
2021年度朝鮮学会研究奨励賞も受賞する程の実力派研究者でもあります。
 
本作を入口に、ぜひ両国の歴史、両国の文学交流に触れてみてください。
 
<書籍情報>
曺恩美『張赫宙の日本語文学 植民地朝鮮/帝国日本のはざまで』
出版社: 明石書店
発 行: 2021年2月
ISBN : 9784750351469
 
※本書は、独立行政法人日本学術振興会
 令和2(2020)年度科学研究費助成事業(科学研究費補助金)
 (研究成果公開促進費・単独)の交付を受けて刊行されました。
 課題番号「20HP5053」
 
※本書の紹介・書評も各種新聞に掲載されました!
 ぜひこちらもご覧ください。
 
➀『読売新聞』2021年6月22日、文化面(13面)
 「日本統治下で日本語学び日本で活動した作家たち
  ー「親日」批判 超える 実践活動―再評価の書刊行「張赫宙」」
 
➁『図書新聞』2021年6月26日 3501号
 「文学研究をめぐる理解と弁解
 ―植民地期の日本語作家張赫宙への積極的な共感と理解に溢れる著作」
 評者:南富鎭 氏(静岡大学教授)