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2025年9月10日(水)、商学科医療事務コンピュータコースの有志は、東京都あきる野市にある「H.U.Bioness Complex」(同社のヘルスケア施設)の見学に行ってきました。
今回の見学は、本学の医療法規の授業を担当されている藤井昌弘先生のご紹介です。
「全国規模のネットワークを保有する日本最大級の臨床検査センターを、医療を学ぶ本学の学生たちに見せてあげたい!」という思いで実現しました。

見学をさせていただいた施設は、1日に数十万件の処理能力を持つ最先端の臨床検査ラボラトリーと、イノベーションを生み出す研究開発施設、同時通訳ブースを設け約200名を収容できる大ホールなどを備えた、H.U.グループの中核施設です。
見学で特に印象に残ったのは、検査・関連サービス事業の施設です。大病院からクリニックまで、さまざまな全国の医療機関からお預かりする検体を、最新機器・AI技術ロボットによるすべての工程においてオートメーション化されています。それにより、高い信頼性と検査受付から終了までの所要時間の短縮ができます。
説明してくださった担当の方は、「検査結果を主治医の元に早く届けることが重要。治療の開始も早まり、患者さんの安心感にもつながる。」とお話しされていました。
沢山の機械が作動している広い検査室は、SF映画の中に入り込んだようで、学生たちは目を輝かせながら真剣に話を聞いていました。
また、遺伝子検査室では、ヒトのDNA細胞を画面に映し、異常の有無を専門職員の方々が調べていました。白血病や先天性疾患の検査は、熟練された技術が必要です。この部署で働く方は毎月試験を受けそれに合格した人だけが、仕事をすることを許されるそうです。
更に、施設の中は広く何処にいても光が差し込み、緑と光が美しい造りになっています。
検査や研究のため、窓の無い部屋で仕事をする職員の方々が、休憩時間に少しでも癒しを感じられるようにとの配慮あるデザインになっています。
この見学を通して、最先端の機器を開発しさまざまな事業にその機器を導入している反面、ロボットと共に働く人の能力と心を大切にされている会社ということがわかりました。
見学後の質疑応答では、学生たちから活発な意見や質問がでて、大いに盛り上がりました。
H.U.グループの皆様、お忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございました。
