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医療事務コンピュータコース・調剤薬局事務コースの1年生は、毎年夏休みを利用して「病院見学」、「薬局・ドラッグストア見学」に行っています。病院の皆さま、薬局の皆さまにご協力いただき、学生にとって素晴らしい体験になりました。
病院見学
高度な医療を提供する大学病院、地域医療を重点的に行っている中規模病院など埼玉県内にある病院を見学させていただきました。
見学場所は病院の規模や特徴によって若干異なりますが、医療事務の仕事を行う医事課、外来診療室、入院病棟、検査室、画像診断室、薬局、手術室など、事務以外の医療現場も見学させていただき、医務課をはじめ、医師、技師の皆さまから一つ一つ丁寧にわかりやすい説明をしていただきました。
特に印象深かったのは、ドクターヘリ発着場、重症患者様の治療を行うERセンター、高度救命センター、ICUの見学です。医療現場を見学することで、実際の医療に携わる医療従事者の皆さまから伝わってくる緊張感に学生も感銘を受けていました。改めて「命の現場」で働く医療人の素晴らしさを実感しました。


また、高度な検査機器や多くの医薬品を見せていただきました。机上の勉強だけではなかなかイメージが湧き難かった医療行為や医療材料を間近で見ることができ、今まで以上に診療点数算定の理解が深まったと思います。
各病院には本学の卒業生が多く活躍しています。卒業生が、説明会でプレゼンテーションをしてくれたり、見学の案内をしてくれることもあります。プレゼンテーションでは、自身のプロフィール、現在の仕事内容、後輩へのメッセージなどが紹介されました。成長した姿を見て、改めて病院で働くことの素晴らしさを実感しました。
学生たちは熱心にメモを取り、意欲的に質問をしていました。学生の質問にも大変丁寧に細やかに対応してくださいました。


薬局・ドラッグストア見学
地域の皆様の健康を支える役割を担う店舗、新宿にある大型店舗、チェーン展開をしている調剤併設型ドラッグストアなど、様々な薬局・ドラッグストアを見学させていただきました。
実際の調剤する姿を見たり、取り扱う医薬品の多さに圧倒されたり、また、調剤室は意外と大きな音がしていると知り、机上の学びからは得られない貴重な体験ができたと感動した学生もいました。また、勤続1年目と2年目の医療事務員のお二人から教育・指導内容を教えていただき、お互いの信頼関係の強さにフォローアップ制度が充実していると感じました。学生は、事前に調べて抱いた疑問や、説明をしていただいて感じた疑問について熱心に質問していました。
調剤併設型ドラッグストアは、300〜400坪の広い店舗の見学をしました。こちらでは、調剤薬局・ドラッグストアの両方を見学し、学生は様々な質問を熱心にしていました。ドラッグストア内の医薬品や化粧品、介護用品、日用品、食料品など、その取り揃えられる量も多く、圧倒される規模でした。企業の方針、自立型マネジメントと呼ばれる店舗運営、カウンセリングを重視した接客、1日の仕事の流れ、今後の取り組みなどを知ることができて、学生には大変貴重な体験となった様子でした。


見学に参加した学生にとって、各病院、各薬局・ドラッグストアの特徴やそれぞれの魅力を知り、また、病院や薬局、ドラッグストアで活躍する本学の卒業生に尊敬と憧れを抱いた貴重な体験になったようです。
今回ご協力いただいた病院職員、薬局・ドラッグストア社員の皆さまに心から感謝申し上げます。