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2025年4月23日(水)「SAIJOマナホス研究所」の相原あすか研究員が、埼玉県立新座総合技術高等学校でマナー講座を実施しました。
今回の授業は、昨年度に実施した内容が生徒の皆さんや先生方からご好評をいただいたことを受け、今年度もお声がけいただいたものです。そのような背景を伺い、大変光栄に感じると同時に、改めて気持ちを引き締めて臨ませていただきました。
対象となったデザイン科の皆さんは、第一印象としてとても素直で、話を真剣に聞いてくださる姿勢が印象的でした。授業の冒頭では、緊張もあってか声が小さく、表情も硬い印象を受けましたが、アイスブレイクやワークを通じて徐々に場が和らぎ、クラスの雰囲気の良さが自然とにじみ出てきました。


表情が印象に与える違いを感じるために、2種類のワークに取り組んでいただきました。最初のワークでは、感じのよい対応とそうでない対応を演じる中で、演じる側・見る側双方が積極的に取り組み、見た目や言葉遣いが与える印象の大きさを実感してくれたように思います。
次のワークでは、感じのよい人や信頼される人の特徴をグループで話し合い、言葉にして共有することで、一人ひとりの中に「こうありたい姿」が芽生えたように感じました。
姿勢とお辞儀の実習では、本学の授業で使用している“SAIJO棒”を用い、正しい立ち方・お辞儀の仕方を丁寧に確認しました。皆さんはこの実習にも非常に前向きに取り組み、友達同士でフォームを見合いながら工夫し、改善していこうとする姿がとても印象的でした。仲間と共に成長しようとする意識の高さを感じ、講師として心から嬉しく思いました。
また、授業を通じて感じたのは、生徒の皆さんが先生方を心から尊敬し、信頼関係が築かれているということです。先生方の一言一言をしっかりと受け止め、授業中もその姿勢が随所に見られました。生徒の皆さんが先生方を信頼し、先生方も温かく見守っていらっしゃる――そのような関係性の中で、互いを尊重し合いながら学ぶ姿に、心から感動いたしました。


最後には、見違えるほど明るくはっきりとした挨拶ができるようになっており、皆さんの成長の早さに感動いたしました。小さな変化かもしれませんが、それは確実に「人としての印象力」に直結する、大切な一歩です。
今後、進学される方、就職される方、それぞれの進路があるかと思いますが、マナーとは単なる“形式”ではなく、相手を思いやる気持ちを行動で示す“心の表現”です。どのような道に進んでも、人と関わる限り必要になる大切な力として、今回の学びを今後に活かしていただければ幸いです。
このような意義深い機会をいただけましたこと、そして、生徒の皆さんのまっすぐな姿勢に触れられたことに、心より感謝申し上げます。皆さんのこれからのご活躍を、心からお祈りしております。
「SAIJOマナホス研究所」2025
https://www.saijo.ac.jp/manners/
「マナー・ホスピタリティ」「マナホス」は、学校法人川口学園の登録商標です。