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2025年1月30日(木)、「SAIJOマナホス研究所」の相原あすか研究員が、鶴ヶ島清風高校にて「ビジネスマナー講座」を実施しました。
最初はやや緊張した雰囲気でしたが、いざ講義が始まるとメモを取るなどしてしっかりと話を聞いてくれました。出張授業を進める中で、皆さんの持つエネルギーや素直さが伝わり、とても楽しく指導することができました。
今回は挨拶や言葉遣い、身だしなみ、立ち居振る舞いなどの基本的なマナーを中心にお伝えしました。最初は慣れない動作に戸惑う様子も見られましたが、実践練習を重ねるうちに徐々に姿勢が整い、目を合わせてしっかりと挨拶できるようになっていくのが印象的でした。こうした成長の瞬間に立ち会えたことは、講師として非常に嬉しく感じました。

まずは、「第一印象の大切さ」と、それを左右する言語コミュニケーションと非言語コミュニケーションについてお話ししました。生徒の皆さんは最初、言葉(言語)が第一印象に最も影響を与えると考えていたようですが、非言語(表情、姿勢、視線、声のトーンなど)の重要性を説明すると、驚いた様子で聞いている姿が印象的でした。
次に、正しい姿勢の重要性を学ぶ一環として、SAIJO棒を使い生徒同士でお互いの姿勢をチェックしてもらいました。最初は照れや遠慮があったようですが、お互いの姿勢をしっかりと観察しながら指摘し合う姿が見られ、とても良い学びの時間になったと感じています。
正しい姿勢は、見た目の印象を良くするだけでなく、集中力を高め、自信を持って行動するためにも重要です。実際に姿勢を意識しながら立つ練習をした後、生徒の皆さんの雰囲気が少し引き締まり、背筋が伸びて堂々とした印象になっていたのが印象的でした。また、お互いにフィードバックをし合うことで、相手の良い点や改善点に気づくことができ、観察力や客観的な視点を養う良い機会になったのではないかと思います。

最後に、敬語の問題を解いてもらいました。アルバイトでよく使われる言葉遣いには、間違った使われ方をしているものもあります。中には、「難しい!」「どこが間違っているの?」といった声も聞かれ、敬語を見直すきっかけになったようです。普段何気なく使っていてる言葉にも注意を払うことで、相手に対する思いやりの心を表すことができます。研修を通じて、普段の自分を振り返るきっかけとなれば、講師としてとても嬉しく思います。
今回の出張授業の中で特に印象的だったのは、、生徒の皆さんが真剣に話を聞き、特に熱心にメモを取る姿です。講師としてお話しする中で、重要なポイントを聞き逃さないように、一生懸命ノートに書き留める姿を見ると、「学ぼう」「吸収しよう」という前向きな姿勢が伝わってきました。
まだ完全に習慣化するには時間がかかるかもしれませんが、今日学んだことを意識し続けることで、必ず社会に出たときに役立つはずです。
就職活動を控えた皆さんにとって、マナーは単なる「決まりごと」ではなく、「相手への思いやり」を表すものです。挨拶ひとつをとっても、その人の人柄や誠実さが伝わります。今日の研修が、皆さんにとって社会人としての第一歩を踏み出すきっかけとなることを期待します。

「SAIJOマナホス研究所」2024
https://www.saijo.ac.jp/manners/
「マナー・ホスピタリティ」「マナホス」は、学校法人川口学園の登録商標です。